日本の年功序列制とかいうあほんだら制度

今朝はこんなニュースが目に留まった。

<パナソニック>賃金体系に「仕事・役割等級制度」導入へ

世界には色んな島国があるけど、
日本って本当に特殊だと思う。
日本を特殊にしているのは、つまり日本人なわけだけど。。
例えば、日本人は外国に行くと

「Does your country have four seasons?
(あなたの国には四季がありますか?)」

と聞く人が多いといいます。

そう、、

美しい四季がある国はこの地球上に日本だけ
 ―という前提で。


これよく考えたら、こんなことドヤ顔で聞く日本人って
不思議さん。

でもそういえば昔、英語のテキストにもこういう文があったような気がします。

まぁ確かに「日本の四季」とか「四季折々の旅の楽しみ方」 

とか、よく聞きますものね。



何が言いたいかっていうと、

私たち日本人って、多分自国を何か高貴なもので

格別なところだと思ってるという所です。


私も小さい頃から日本人でよかったと思っています。

それは経済的、地理的、文化的にも、

あらゆる面で日本が贅沢だからです。 

日本人であることに幸せを感じています。


しかし!

そんな素晴らしい日本なのに、非常にイケてないところもあります。

これは私自身海外に来なければ、一生わからなかったと思うけれど、

日本(日本人)の閉鎖的な部分だと思うんです。


この年功序列制度なんて、古代じゃあるまいし。。

もちろん海外にも一族経営の会社(同族企業)はたくさんあります。

ただ、日本は一族企業にしろ、一般の会社にしろ、

一度入社したら退職する・させられるまでその会社で踏ん張って、

で、その会社で年を重ねるにつれ、役職と給料が徐々に上昇。。。
とにかく先輩の方がなんか″偉い″んですよね。

これはちゃんちゃらオカシイです!

そもそも日本ではほとんどの会社が

4月に一斉に新入社員を迎えている時点で

狂っています。

その入社時期を狙って新卒者は就活するのですけど、

その時期を逃したら、大概はまた来年の同時期までチャンスはない。。

オカシイでしょ!

海外では、ほとんどの企業が、ニーズに応じて、

会社が欲しいスキルを持った人を必要な時に募集しています。

だから日本みたいに1年間にたった1度だけ、

しかもみーんな同じ時期に募集を掛けて

とりあえず新入社員というポジションで会社に入れて、

経験をさせ、会社の地位相応の仕事を与えていくという「育て型」ではありません。


なので海外では、会社に入っても基本誰も仕事を教えてくれません。

それは入社した時点で、その社員は既にノウハウを持っているとみなされ、

率先力になると会社から期待されているからです。


だから日本では職をなんども変えるのはタブー視されているけど、

海外ではそうでもないんです。(まぁ変えすぎはよくないけどね)

それはその人に何かしら能力があるから、

職を変えられるんだと企業が判断するからです。


私の旦那さん(台湾人)なんて結婚する前・した後、何度仕事をかえたことか。笑

無論、当初私の日本の両親はそれをすごく心配していました。

でも長いこと私の説明を聞かされたのと、最近の日本の雇用ニュース

を見聞きして考える中で、考え方がガラっと変わったと

数年前母が言ってきました。

「海外のそういう働き方の方が、よっぽどいいねっ」と。

私も働いていて実際素直にそう思います。

それになにより、会社でのしがらみもありません。


そして年功序列のキーワドである

「役職」にこだわる日本の会社、社会。

とにかく役職がないと面子がない、交渉困難だとする輩が多いです。

だから実際にはそんな役職がない外資の会社が

日本では勝手に社員にそれっぽい役職をつけてしまう。

海外のヘッドオフィスが発見して、そんな役職うちの企業にはないぞ。

勝手に役職を考えてつけるのはやめなさい!と注意しても

それでは日本でビジネスにならない、と日本側は絶対に応じない。

とにかく日本って社会全体が特殊です。途方に暮れるほど。。

年功序列はこれまでも色々問題視されてきたけど

このニュースは世界に名の知れた日本の大手企業が、

年功序列制度を見直すということだから、

日本の働き方を多くの人が見直すいいきっかけになると思う。


そしてふと会社の年功序列が

どうして簡単に断ち切れないのかと考えた時、

日本社会の根っこにあるこれまた特殊な

「習慣」「伝統」という仕組みを思い出しました。


小、中、高校での学校行事、部活動での先輩後輩、

とにかく小さいころから年功序列の概念をとことん叩き込まれる。

勿論、目上の人に敬意を示すのは素晴らしい心がけだけど、

行き過ぎているし、確かにやりすぎではと憤ったことが、

自分の学生時代を振り返ってもありました。

それが原因で不登校になったり、悲しい思いをした人もいたし、

今もいるはずです。

でも働いてて、生活していて変だなと思うことって、

やっぱりどこか矛盾しているんだと思います。

みんなが満足になるということはありえないのかもしれないけど、

それでもいい方向に向かってくれればいいと思います。

そういう動きの中に、生きているんです。

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