共謀罪成立にV for Vendetta手紙のシーンが頭を過る

今朝、ロクでもない時間に、ドサクサに紛れ、共謀罪成立ました。。
一部権力のある政治家は、歴史から何も学ばず私たち若者や子供たちの生きる未来の希望を踏みにじるとんでもなく愚かで、恐ろしい過ちを犯しました
この政府の暴走に、私はふと、🎬🎭「Vフォー・ヴェンデッタ」を思い出しました。

👀…!! これまんま安倍政権じゃんって…⚡

どのシーンもそうなのですが、特にこの手紙のワンシーンが頭を過りました。
5分で見終えるシーンですので、是非、観てみてください


共謀罪が成立する過程、共謀罪が成立したあとの世界を見事に描いています。

この部分は同性愛者排除という箇所ですが、レズビアン、ゲイなど社会的マイノリティーの人たちに対しての偏見がありながらも、かつては自由を手にしていた人たちが、段々と政府の方針、監視社会で心の在り方だけでなく、自身の存在までも否定され、政府の監視下で認められた生き方しかできない社会で、人生を終わらされるシーンです。


昨年末から、沖縄の辺野古への移設計画に反対派のリーダー・山城さんが5か月間も拘留されていたニュースがありましたね。こういった基地反対の運動をする方々も安倍政権にとって扱いにくい、マイノリティーな人たちです。
山城さんが拘留中に、手元に届く新聞には反対運動の記事の箇所が切り取られて穴だらけ、山城さんが読めないようになっていたそうです。でもそれは、仲間が声を上げてくれているから、穴だらけの新聞なんだと必死に自分を励ましていたそうです。ガンの治療を受けていて、高齢で体力的にも心配な山城さんに、寒い拘留中、靴下も差し入れできなかったり、共謀罪の先駆けともいうべきひどい仕打ちだったと思います。

そして、あれよあれよと共謀罪は強行採決、成立しました。

安倍政権は憲法や法律を都合のいいように変えたり強化することで、政権の邪魔になる人たちを排除していく準備を揃えています。

ああ、これって…

あのノースファイア党は、今の安倍政権に恐ろしいほどそっくりだと。。😲
大学時代、ちょうど🎬映画も上映されていて、授業でも、📚原作について学ぶ機会があり、それで覚えていました。

でもあの頃は、まだ映画を見ても、私は実感が湧かなくて、共謀罪なんてものがあると、ずいぶん惨い世界なんだなぁ~ぐらいに思って、観ていた記憶があるのですが、近年、安倍政権になってから、目に余る言動の数々、明かな情報操作や公私混同、隠ぺいを重ねるそのやり方に、さすがにこれは、他人事ではないぞと、黙っていられなくなりました。それで、ふと思い出したんですよね。


なんかこうやって日常から、Vフォーヴェンデッタの物語をも彷彿させる、今の日本社会に、背筋が凍ります。だってもうこんな異常な世界が、現実味を帯びてきているんだから。。



監視社会権力が物を言わせる傲慢な社会優しくなれない憎しみが憎しみを呼ぶ、悲しみの連鎖社会


こちらも必聴
作家平野啓一郎さんが動画メッセージ「共謀罪は私たちの表現を奪う」。すごく分かり易く共謀罪の危険性を説明されています。共謀罪ってそもそも何?という人は一度聞いた方がいいです。




しかもこの共謀罪の陰に隠れて、安保、憲法改正案に、森友学園問題、総理夫人の立場を利用しての公的関与、加計獣医学部設立問題、国会での無茶苦茶な答弁、安倍首相と親密な元TBS記者のレイプ問題と逮捕に至らなかった怪しい経緯、等々次から次へと芋づる式に問題が出てくる。役所、学校、警察、検察…どこからどこまでどうなってんだろう。根が深い。一体全貌はどんななのか。


国民を前に息をするみたいに平気で嘘がつける人たちに、可決されてしまうなんて、、私たちの未来は、居場所は?生き方や心の在り方までをも根本的に変えられてしまうじゃないか。今、この時代に、近代国家の中枢が決断したとは到底考えられない法案。
憤っています。


今日も安倍政権の暴徒のニュースを読みながら、なんか涙が出ました。結局私は、日本が好きなんだって。でも大好きなふる里は、今や利権の宝庫と見なされ、一部の人間に食い物にされています。どうしてこんなにも卑怯なことをできる人がいるんだろう? 日本のため、日本は素晴らしいだなんて、どうしてその口が言ってられるんだろう。もうそんな人たちの日本に疲れて、そんな国は死んだ、いっそこんな国を忘れたいと毎日思う。もう私は日本に暮らしていないのだから関係ないじゃないかって。でも、どうしてだろう、私の大好きだった人や物や思い出がそこにはいつまでもあります。ああ、どうして?身勝手な権力者たちの罪はあまりにも大きすぎなのでは? 私を生み育てた国は日本でした。あんなにいい国なのに。。好きだからこそ、たまらなく、辛いです。

本気でガイ・フォークスを、永田町に呼び覚ましてほしい!!🙍 

一回ぶっ壊さないと、ダメかもしれない。
そこまで、もう朽ちかけてる、日本は。


✉ヴァレリーからの手紙書き出し

Valerie's letter from V for Vendetta

*日本語版は観たことないので、自分で手紙の部分を翻訳してみました。とは言え翻訳家でも何でもないので、和訳スキルや字幕の載せ方がド素人で申し訳ありませんが、観たことある方も、そうでない方も今一度、観る価値ありです。



✉ヴァレリーからの手紙(和訳)

これは決してあなたを騙そうとする、奴らの陰謀ではないの。信じてくれないかもしれないけど、それでもいい。私は私だから。。
私の名はヴァレリー。もうあまり長くは生きられないと思うから、誰かに私の人生の話をしておきたかった。
これは私が書いた最初で最後の自伝。でもまさか、トイレットペーパーに書くことになるなんてね。。
1985年、私はノッティンガムに生まれた。幼いころのことはよく覚えていない。でも、あの雨だけは覚えてる。
私の祖母はタットルブルークに農場を持っていて、雨の中に神様がいるんだと、私によく言っていた。
試験に合格し、晴れて女子中学校に通うことになったんだけど、そこで初めて私に恋人ができた。
彼女の名はサラ。 それは素晴らしくて、 すごく素敵だった。 私たちはずっと一緒だと思ってた。
でもある日、担任の先生が、私たちみたいなのは思春期特有の成長過程で、大人になればそうではなくなると言ったの。サラはその言葉を受け入れたけど、私は受け入れられなかった。

 2002年に、私はクリスティーナという女の子に恋をした。その年、私は両親にそのことを告げることにした。
クリスティーナが手をつないでいてくれなければ、私はその場に立っていられなかった。父は私を見ようともせず
 私に出ていけと言った。もう二度と帰ってくるなと。母はだた泣いていた。 本当のことを両親に伝えたかっただけなのに…。
そこまで許されないことだったの? 私たちの存在価値はちっぽけなものにされていたけど、それが私たちの全てで、
その最後の小さな一片にこそ、私たちの居場所があり、そこでだけは自由でいられた。

それからずっと、何か私がもっと自分らしく居られるようなことをしたいと考えていて、 2015年に初めてThe Salt Flatsっていう映画に出演することになった。
それは私の人生を決定付けたとても大事な役だった。仕事で名声を得るために大事だったとかじゃなく、あの映画出演を通じて、ルースに出会うことができたから。初めてキスした時、もう彼女以外、他の誰ともキスはしないって確信できるほど、彼女に運命を感じた。
私たちはロンドンの小さなアパートに引っ越し、一緒に暮らし始めた。彼女は私のために赤いバラの花を窓辺の鉢いっぱいに育ててくれた。
アパートはいつもバラのいい香りでいっぱいだった。 あれは私の人生で最も素晴らしい時間だった。
でもアメリカの戦争が拡大し、状況が悪化し始めたそれは遂にロンドンにまでやって来た。
それからは、もうバラも部屋から消えた。
それに言葉の意味が、どう変化してしまったかを私は忘れない。コラテラル(巻き添え)だとかレンディション(拘留引渡し)とかいう今までは自分たちとは関係ない聞きなれなかった言葉まで、私たちには恐怖の単語に変わっていった。
ノースファイア党が権力を振りかざし、人々に忠誠を尽くせとする法の力も強めていった。
 社会の少数派がどう罪人扱されていったのかをこの肌で感じた。でも、それでも理解できない。 どうして彼らは私たちをこんなにも嫌うのか
食べ物を買いに外に出たルースを、彼らは捕まえ、連れ去っていった。人生であの時ほど泣いたことはない。
彼らが私を捕まえに来るまで、時間はそうかからなかった。 私の人生がこんなにも惨めな場所で終わらせられるなんて、やっぱりオカシイでしょう。
バラに3年間だけ、囲まれていたの。そして誰にも謝罪するようなことはしていない。

ここで死ねって。私の全てが死に追いやられている。
私の全てが、いえ、でもただ一片、その小さくて、脆い小さなその一片が、生きているの。それは世界が持つ価値のある、ただ一つの希望のかけら。
世界は絶対それを失くしてはいけない、もしくは自ら掃き棄ててはいけない。私たちから絶対にそれを取り上げてはならない。今想うことは あなたが誰であれ ここを逃げ出してほしいということ。
世界が少しでもいい方向になってくれたらと、そう願わずにはいられない。
でもそれ以上に、私が一番に願うことは、私の話したことの意味を、どうか、あなたは受け止めてくれますように。私はあなたのことを知らないけれど、そしてあなたに会うことも、一緒に笑い合うことも、涙することも、キスすることもないんだけれども、
あなたのこと、愛しています。心から、愛しています。
ヴァレリー

原文は以下書き出し参照
I know there’s no way I can convince you this is not one of their tricks. But I don’t care. I am me.
My name is Valerie. I don’t think i’ll live much longer, and I wanted to tell someone about my life.
This is the only autobiography that i’ll ever write, and – God – i’m writing it on toilet paper.
I was born in Nottingham in 1985. I don’t remember much of those early years. But I do remember the rain.
My grandmother owned a farm in Tottlebrook, and she used to tell me that God was in the rain.
I passed my eleven plus, and went to a girl’s grammar. It was at school that I met my first girlfriend.
Her name was Sarah. It was her wrists – they were beautiful. I thought we would love each other forever.
I remember our teacher telling us that it was an adolescent phase that people outgrew. Sarah did. I didn’t.
In 2002 I fell in love with a girl named Christina. That year I came out to my parents.
I couldn’t have done it without Chris holding my hand. My father wouldn’t look at me.
He told me to go and never come back. My mother said nothing. I’d only told them the truth.
Was that so selfish? Our integrity sells for so little, but it is all we really have.
It is the very last inch of us. And within that inch, we are free.
I’d always known what i’d wanted to do with my life, and in 2015 I started my first film: The Salt Flats.
It was the most important role of my life. Not because of my career, but because that was how I met Ruth.
The first time we kissed, I knew I never wanted to kiss any other lips but hers again.
We moved to a small flat in London together. She grew scarlet carsons for me in our window box.
And our place always smelt of roses. Those were the best years of my life.
But America’s war grew worse and worse, and eventually came to London.
After that there were no roses anymore.
I remember how the meaning of words began to change.
How unfamiliar words like “collateral” and “rendition” became frightening.
When things like norsefire and the articles of allegiance became powerful.
I remember how different became dangerous. I still don’t understand it: why they hate us so much.
They took Ruth while she was out buying food. I’ve never cried so hard in my life.
It wasn’t long until they came for me. It seems strange that my life should end in such a terrible place.
But for three years I had roses – and apologised to no-one.
I shall die here. Every inch of me shall perish.
Every inch. But one. An inch. It is small and it is fragile, and it is the only thing in the world worth having.
We must never lose it or give it away. We must never let them take it from us.
I hope that – whoever you are – you escape this place.
I hope that the world turns, and that things get better.
But what I hope most of all is that you understand what I mean when I tell you that even though I do not know you, and even though I may not meet you, laugh with you, cry with you, or kiss you: I love you.
With all my heart.
I love you.
Valerie

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