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My Demo - the Material for the Silent Way

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t i me,w o nderful, p i ne a pple, beh i nd, l o vely, l a dy, g a rden この図最初に使って5つの異なる発音を5色で示し、生徒に覚えさせます。 これは一番初めにやると、後でこの5色を使った色々なパターンでクイズなどに応用できます。

The Silent Way

-まずこの方法の基盤になる概念を考え出したのは Noam Chomsky という言語界では超有名な人です。  ある日彼がALMに疑問をなげかけたのがきっかけでした。  というのもChomsky曰く、言語の習得には 「言葉を学習者が自ら生み出さなきゃ実際の場でコミュニケーションにならないんだから、 そんなALMの授業は実生活で役に立たないのでは?」ということ。うーんほどなるー。  チョムスキーのそんな考えを元に、 Gattegno という人が ここでのSilent法を教育界に発信したんです。  それは先生が生徒から自発的に言葉を発っするよう促すために 必要最低限なこと(instruction)ぐらいしか喋らないというスタイルです。  このとき先生は必要に応じて生徒の母国語で指揮をとっても良いことになっています。 ですからこのSilentは実は先生の沈黙を指しているんです。  先生はとにかく喋らないけど、生徒をリードするために無言ながら ジェスチャーやスライド、その他あらゆる小道具等を駆使します。  必死になればなるほどその光景は微笑ましいですがね。  そう、授業はあくまで生徒たちがメイン。  生徒は逆に先生の沈黙を破るためにとりあえず 何かを喋らなくてはいけないので、 ある程度までの言語レベルを生徒自身がすでに身につけていることが この方法で授業が出来る第一条件となります。  またサイレントのクラスでは宿題はふつう出しません。  普段は自発的でないクラスが、とても和やかで楽しい雰囲気 になっちゃうかもしれない素敵な授業方法です;-)   

The Audio Lingual Method (ALM)

-ALM= A udio L ingual M ethodは Linguistic (Charles Fries 1945)+Behavioural psychology( Skinner 1957) の足し算から生まれました。  このALMの足し算の内訳は、S tructural Linguistics (人が新しい言語を覚えるとき、まず その言語の分構成を知ってなきゃ話にならないということ)   と Behaviourism(誰かをマネして、しかもそのモノマネを何回も くり返すうちにその言葉を自分のものにしてしまうこと)です。 Audioなので、耳で聞くわけですが、 教材はマネのしやすい会話文が多いです。  流れとしてはListen→Memorise→Read it Out→Practise it Over and Over→Okです。 先生は生徒が学んでいる言葉を コミュニケーションとしてではなく、 言語学的、理論的に見ます。  基本的に目標の言語のみの授業になりますが、 DMほど文法やら発音やらの正確さを厳しく問うことはありません。  習慣的に語学力を習得させるのがALMの目的ですが、 マネすることが前提なので、生徒が自ら頭に浮かんだ考えや 言いたい言葉を文章にしたりする創造性はここではタブーとされます。 先生はそういった生徒と生徒の真似事のやりとりを見て、聞いて評価をします。

Direct Method (DM)

-GTMに続いて長い歴史を持つ方法です。 というのもGTMが最古の教え方としてスタートしてから月日が経ち、段々とその学習効果に異議を唱える人々が現れたからです。 彼らはGTMのようにすぐに生徒たちの母国語に訳してしまうのは生徒らの外国語の勉強にまったく役に立たないよ!と反論したのです。 DMはその名の通り「言語を直接習得する」という大胆な学習方法です。 というわけで生徒たちの母語、また他民族からなるクラス構成の場合は彼らの主要コミュニケーション言語なども一切使用禁止です。 したがって授業は全て取得目標である言語のみで行われます。 そしてDMでは理解の正確さがよく問われます。 例えば生徒の間違えに気づいたら、先生はすぐに直接、またはそれとなく生徒にその間違いを直すようにもっていきます。 聞き取り問題などに取り組むパターンなどがDMの授業としては良い例です。 この間違いなおしのために生徒と先生のコミュニケーション効果はGTMよりも格段に高いです。

Grammar Translation Method (GTM)

-GTMは最も伝統的な教え方です。 大昔からあるため以前はClassical Methodとも呼ばれていました。   Classical Methodはコミュニケーションをとることを目標としていましたが、 時と共にその風潮はなくなり、 ただ生徒が文学上の観点から見て、 ちゃんと文法や意味、構成などが把握できているかどうか を見るものになってゆきました。  したがって多く見られるのが先生が文章などを翻訳しながら 説明していくという授業です。  中学時代の英語の授業を思い出せば大概想像がつくと思いますが、 GTMのクラスではコミュニケーションはほとんど見られません。  宿題があるとすれば作文を書く、又はリーディングをするなどでしょう。