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台湾でのお持て成し

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台湾ではレジ袋が基本有料です。大体どのスーパーやコンビニでも現在一袋2元(約7円)です。 日本ではまだまだだけど、こっちではその動きが日本よりも進んでいる気がします。 大学でも水筒を持ってきている人がたくさんいますし、無料の給水器の前にはいつも休み時間に学生の行列ができます。外で買えるのは便利だし温、冷、無糖だ加糖だといろんな味が楽しめるけど、毎日それをやっていたらお金もかかるし第一カップとストロー、ストローの袋も結局捨てちゃうんだから本当に勿体無い。ただ馬鹿高くは無いのでついつい買ってしまうのがいけない。 実は台湾では外食がすごく経済的なものなんです。日本では外食産業は今や火の車で自宅で居酒屋セットなんかが売れていますが、それも台湾にしてみればお隣の国のこと、こっちは屋台や安い食堂がそこらじゅうにありますからみんな安く美味しいものを食べに来て毎日大賑わいというわけです。 まず好きな店で食べたいものを注文し、簡素なテーブルの、プラスチックの椅子をこれまた適当に並べたところで食べるか持ち帰って食べるかはお客さんの自由です。 夜はものすごい行列になるうちの近くの小龍包の露店 しかも日本だったら食中毒がうんちゃらとかって店も騒がれるし、客もうるさい。みんな見栄張って食べ残しを包ませるなんて貧乏くさっ…と食べ散らかして帰っていく。  ドギーバッグ なんてもんが最近やっと話題になった日本でもそんなの実際にやってる店も人も無に近いはず。 でもこっちではどんなに店が高級だろうと安い屋台だろうとお洒落なカフェでさえその食べ、飲み残しは言えば普通に包んでくれるし、そうする客がほとんどなんです。これは本当に日本も真似すべき。薄っぺらい見栄など張っている場合でしょうか?、持ち帰って食べたらお腹が痛くなったってそりゃ自己責任です、お店に迷惑掛けませんよ、だって持ち帰りたいって自分で言うんですから。 そう、台湾ではほぼ全ての飲食店でテイクアウェイが出来るからこれもすごく便利。例えば一人でお店で食べるのが嫌だったら買って持ち帰って部屋でテレビを観ながら食べてもいい。そして出来上がったものを持ち帰る時によく「食器は要る?」とか「スプーンとストローは?」なんて聞かれる。客がではなくて店側が客に聞いてくる。これはとても新鮮だと思いましたし、台湾に来てすごく関心したことの

台灣の不便なセブンでうれしい発見

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昨日の昼食を4時過ぎに取ってしまったため夕食は取らないで寝ようと決意していた。 がしかし、おなかがすいて眠れない。。仕方が無いのでテレビをつけるとやたらと料理が出てきてどんどんお腹が空いてしまった。もう夜中の12時半か...夜市の屋台ももうやってないな。 ええい、一番近くのセブンに行くか。。雨降りの中セブンに直行。何を買ったら良いんだろう。ろくな物がない気がする。台湾のセブンはちゃんとに7-ELEVENなんだけど、やっぱりお国柄品揃えや雰囲気が日本とは全然違う。 どこが一番違うかというと、台湾の(特に台北市内)ほとんどのコンビニにはトイレがない。これはものすごく不便だし私の思うコンビニの核心的概念から外れている。でも多分トイレがあったらあったで台湾の場合は、行列してでも家族連れとかでコンビニのトイレに一斉に並びそうだろうからなくて正解かもしれません。 後は写真のプリントもその場で出来ないから不便。最短一週間ぐらいかかりますね。コピーとか印刷も先にお店の人に用件を言わない限り機械の電源を入れてくれません。あとは店によっては定員が来て手伝う店もあるけど、そのせいで客の回転率がすごく悪くなります。そして出来上がったものをまたレジに持っていて精算するという。(-_-彡)なんて無駄なことをするんでしょう。 日本みたいにコイン投下にすればいいのにね。 なーんだ、便利商店と書いてコンビニなのに蓋を開けたら超不便じゃん、台湾のコンビニ!!まぁそうなんですが、いいんです。 おお、そして台湾のコンビニ最大の特徴はあの煮卵の強烈な臭い。煮卵、正確には「茶葉蛋(ツァーイェッダン)」というお茶で煮込んだ殻のままの卵のことなんですが、それが台湾の7-ELEVENやファミマには必ずあり、専用の電機鍋の仲でぐつぐつ煮込まれています。店の自動ドアが開くと私たち日本人はもうその臭いでくらくらしてしまうと思います。最近台湾暦4年が過ぎ、私もやっと慣れてきました(おそいよ)。その煮卵ちゃんは1個現在8元(約22円)です。これ絶対にまずい!と断定し食わず嫌いをしていましたが、1年前に食べてみたら以外においしかったので今ではたまに買ってます。ただ、初めての人にはにおいが、ね?(笑) でも台湾に来たらぜひぜひ、試しに食べてみて下さいね(^^)ノ〟意外なおいしい発見をするかも? で昨日結

市橋達也の逃亡記本なんか買うな

冬幻社から本日発売される市橋達也の手記「逮捕されるまで―空白の2年7ヶ月の記録」。 彼の裁判はまだ始まってもいないわけで、殺害されたリンゼイさんのご家族や友人、かつての恋人のことを思うと残念な気持ちでいっぱいです。 同じ日本人として心から恥ずかしく思います。 日本には強姦して殺人までやって逃走してもその殺人犯に本を書いてみないかと勧める出版社の人がいて、「(市橋の)感性が豊かだと感じた」なんてメディアに語ってる利益のことしか考えてない大馬鹿どもがそこらに飄々としている。。 ネットを見ても、逃亡生活に興味があるだとか、絶対買っちゃう!とか書いてあるけど、はっきり言って市橋のようなやつが書くことは信じられないし、第一リンゼイさんの遺族は非常にそれについて嫌悪感を抱いているのに!! 本の出版は自分たちをもっと傷つけるだけだと言っているじゃない!  人間として、興味があるから、自由の権利があるから犯罪をしなければ何をやってもOK!というのはめちゃくちゃ間違っています。 市橋の本を買った人間だってこの社会を狂わせている一員で、リンゼイさんの殺人の共犯者になります。  BBCのトーク番組QIでつい最近も広島と長崎で二重被爆した男性のニュースがやっていましたね。 ネットでは「だからイギリスは嫌だ」とか「失礼極まりない」と番組での内容を非難する人たちでいっぱいでした。 じゃあ、、なぜ自分の立ち場になって考えてみないんだろう??? 強姦殺人犯が書いた本が出版されて、それを興味本位で予約までして買う人たちがいて、お詫びと懺悔の意を込めて売り上げた本の印税は全額遺族の方に渡したいなんて、リンゼイさん一家や多くの日本人にとってこれほどの屈辱はないでしょう。 自分がされて嫌だと思うことは他の人にはやってはいけない。 そう小さい頃みんな習ったはずなのに。。! どうかいつもそれを心に留めておいてほしいです。 そしたらきっと買わないよ、そんな本、買えるわけないと思うはずです。

TOKYO! 

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Michel Gondry-“Interior Design” Leos Carax-“Merde” Bong Joon Ho-”Shaking Tokyo” 以上三つのお話からなる東京を題材にした映画 TOKYO! STORY1 INTERIOR DESIGN(インテリアデザイン) ヒロコは雑誌を切り抜くのが趣味な不器用な女の子、といっても18とかではなく25~27才位のもういい年の女性だと思う。彼女の彼氏はアキラという駆け出しのB級映画監督で、それで彼の映画上映のためになんとなくいつも一緒にきてしまったという人生を送っていた。そんなある日東京での上映機会があったので2人で上京しまず高校時代の同級生のアパートに泊めてもらうことに。すぐにアパートを探して、仕事も見つけて、車の駐車だって問題になるなんて思ってもいなかった。自分なりにはがんばってる、全力でやるべきことをしているのにその価値観や努力を恋人の明や友達、周りの人に認めてもらえない。志が無い、有名になれなければ何をやっていても意味がないなどなど、芸術肌の彼氏はアートのことで頭がいっぱい。現実味が無く夢見がちでちっとも真剣に話なんか出来ない。東京に来てから何をするにもお金が掛かり、知り合いのいない東京でやってくのはきつかった。狭い住宅事情で生まれる上辺だけの人間関係。持ち主のいない車は次々にスクラップになり、ぺしゃんこにされ消えていく。そんな心の休息の無い日々を送っていたせいで、ついにはヒロコの体にまで変化があらわれた。ヒロコは椅子に形を変えてしまったのだ。無機質の椅子、裸になったヒロコ。東京で彼女が失うものはもう何も無い。ただ街を幽霊のように彷徨い転々とする。街のバス停で、路地で彼女を必要としていくひとたちがいた。ある男の人に拾われた椅子の彼女は音楽を聴き、暖かいお風呂に入り、パソコンを覗き、雑誌を切り抜いては鼻歌をうたう。こんなにも自分が役に立つなんて思ったことは無かったと。それは東京という場所でヒロコがたどり着いた生き方。 STORY2 MERDE(糞)  下水道の怪人Merdeの出現で混乱する東京の人たち。メルドは花を食べます。しかも一文字菊という菊だけ。なんだろうと思って調べたら一文字菊とは花びらが一層だけ(16花弁級)の大ぶりな菊だそう!菊は古来中国から伝わりまず鑑賞用とし